
日本水産様取材レポート
~日本水産(ニッスイ)が取り組むCSRとは~

ニッスイは水産会社として、
水産資源を可能な限り新鮮な状態で世界の方々にお届けすることを創業の理念としています。
ニッスイグループでは前中期経営計画「MVIP2017」においてCSRに根ざした経営を掲げ、
2016年3月にCSR行動宣言を発表、同年11月にマテリアリティを決定し、
様々な取り組みを進めてきました。
2018年5月に発表された新中期経営計画「MVIP+2020」においても、
持続的な成長と企業価値向上を実現するため、CSR経営を更に進めていくこととしています。
ニッスイグループは創業以来受け継がれてきた
5つの遺伝子(使命感・イノベーション・現場主義・グローバル・お客様を大切にする)のもと、
ステークホルダーの皆様と、
国連が採択した「持続可能開発目標」(SDGs)の達成や、
様々な社会課題の解決にも広く貢献していきます。
~活動の一例~
『海洋プラスチック対策』
海のプラスチックごみや大きさが5㎜以下のマイクロプラスチックは、
海洋環境だけでなく、生態系に影響を及ぼす問題として大きな注目を集めており、
国際社会および国内においてもその対策が急がれています。
プラスチックは世界中のあらゆる海に存在し、
現在でも年間800万トンが新たに海へ流出していると言われます。
そして、それらの8割がペットボトルなどわたしたちの暮らしにかかわる陸由来のものであることが分かっています。
ニッスイグループは海洋プラスチック問題への取り組みとして、
プラスチックの3R(Reduceリデュース Reuseリユース Recycleリサイクル)の推進と代替素材の検討を行っています。
また、社員ができる活動として、2010年より、事業所周辺の清掃活動「クリーンアップ作戦」を全国で実施しています。
2018年10月~11月の第17回では、102事業所から1,273名が参加し、合計4,376Kgのごみを回収しました。
私たちはこの活動の目的を「地域社会への貢献」としてだけでなく、
「プラスチックを含む街のごみが海域へ流出するのを防ぐこと」とし、
全社で意識を共有しながら進めています。

ニッスイグループ 国内クリーンアップ活動 実績

さらに、海洋プラスチック問題を科学の力で解明しようとしているベンチャー企業に協賛、
各地NPO団体と協働し、実体験から各自が体感できるCSRイベントを開催しています。
ニッスイグループは海洋プラスチック問題に真正面から取り組む意識を持って活動しています。