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こんな過酷な現実に、

子どもを直面させたままで平気ですか  ?

3歳ですでに過半数がアレルギー性疾患

東京都の調査によると、都内に住む3歳児のうち、なんらかのアレルギーにかかっていると診断された子どもは約40%にのぼり、症状が認められた例をすべて含めるとその割合は55%にものぼりました。

 原因はいまだ明らかになってはいませんが、アレルギーが急増したこの50年間に、やはり利用が急増した加工食品、とりわけそこに含まれる添加物が疑われています。

国民のふたりにひとりがアレルギー性疾患に悩まされる危機的状況にありながら、スーパーの棚に並ぶのは家庭料理には決して使われることのない化学合成物質が何種類も入った食品ばかりです。こうした状況を、どうしたら変えられるのでしょうか。

日本の子どもたちから正義感を奪うのは誰?

イギリス、オランダ、日本、3カ国の子どもたちのいじめに関する行動を6年間にわたって追跡調査したところイギリスとオランダでは中学になると間に入っていじめを止めようとする『仲裁者』が増え、黙って見ているだけの『傍観者』は減ったのに対し、日本の子どもたちだけは逆に学年が進むにつれて『仲裁者』が減り『傍観者』が増える結果となりました。社会の一員としての自我が育っていくはずの時期に、日本の子どもたちだけが正義感や勇気を失っていったのです。これはいったいなぜなのでしょうか。

いじめが社会問題化したのは1980年代なかばに起きた『葬式ごっこ』といういじめによる、ある中学生の自殺からでした。以来いじめ対策は強化されますが子どもたちの自殺は止むことがなく、2013年には「いじめ防止対策推進法」が施行されたのもむなしく、2015年度にはいじめの認知件数は過去最多を記録しました。

 国をあげてのいじめ対策が30年もの長い間、まったく奏功していないのは、いったいなぜなのでしょう。

 

いじめによる自殺や事件が起こるたび考えさせられるのはやはり家庭のことです。被害者、加害者、両者の家庭ともに、なぜ子どもの様子に気づいてやれなかったのでしょうか。

 学校や、教育関係者たちの姿勢にも疑問符がつきます。『いじめはなかった』『自殺(事件)といじめの因果関係は認められない』との学校や教育委員会の発表を、これまで何度目にしてきたことでしょう。もしも現場の先生が事実を直視することから逃げ、隠蔽や責任回避にばかり腐心しているようならば、そんな先生から“指導”されながら育つ子どもたちが『傍観者』となってしまうのも当然のことです。

子どもたちに安全な居場所などないという現実

集団登校の列に暴走車が突っ込む事故は起こりつづけており、その対策にと集団登校の取り組みをやめた学校で今度は、見守りにあたっていた父兄のひとりによって子どもが暴行目的で誘拐され、殺害されるという事件が起きました。

 通学路で危険に晒され、学校ではいじめに怯えなくてはならず、先生は話を聞いてくれず、学童保育所では指導員に暴力を振るわれ、児童公園には禁止事項だらけの掲示板と不審者出没を警告する看板が並び、家には帰りを待っていてくれる家族もいない。育児放棄や虐待はなくならず、塾通いを強いられた子は、家族と温かい晩ごはんをともにする大切な時間を失ったまま多感な時期を過ごすことになる  。

 子どもたちを取り巻く環境は、あまりにも過酷です。

あなたは子どもを笑顔で送り出せますか?

こんな環境で育つ子どもが、他者への思いやりを持てるでしょうか。希望を持って困難に立ち向かい生きてゆく生命力を育めるでしょうか。身を律し、正義を行う強さを身につけられるでしょうか。

 早期教育や塾通いばかりを優先し、家族団らんの大切さは顧みない親たち。責任回避と事実隠蔽にのみ奔走する教育現場。学童保育所や保育園など、子どもを保護し慈しみ育てるはずの施設で、大人たちによって行われる虐待や不正。

 あなたは子どもたちをこんなに過酷な

現実、歪んだ社会の中に、笑顔で送り出してやれるでしょうか?

 こんな社会を変えたいとは思いませんか?

 子どもたちの笑顔を守るための気概を、

あなたは持っているでしょうか?

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